CATFISH RECORDS

今や本邦でも人気ヴォーカリストとなったMichela Lombardi の入手困難だった旧譜、限定復刻!

アイリーン・クラールに傾倒するイタリアの美人歌手の一編。編成は、p&g&b&dsとの5人ユニットが基本で、途中bsとhcaが1曲ずつゲスト参入。張りがあってキレのいい、スッキリとした清爽なクール・ヴォイスでの、背筋の伸びた凛々しいたたずまい〜イキのよさと、アンニュイ&ハートウォームなリラクゼーション気分、を巧く併有した抒情的スインギー演唱が好調。晴朗でちょっとナイーヴな情味もチラつかせながらの、緩急ある快速テンポの道程が続いて行き、バップやブルースの語法&フィーリングを細かに消化した中々のテクニシャンながら、あくまで情緒性を重視した自然で余裕ある気さくっぽい文脈に仕上げてゆく、主役歌手の優しくも溌剌とした芸風は好感度大。ハード・バップ・タイプのストレートなジャズ・スタイルの他、(ロック、フォーク、ブルースの風味を豊富に備えた)スタイリッシュなギター・プレイとリズミカルな舞踏的ビート演出の強調されたポップめの行き方も度々現れ、肩の凝らない、かつ味わい豊かな、充実した構成に仕上げられており、gやpらの端正で渋い引き締まったプレイも魅力的彩りを成している。バラードやブルージー・ナンバーにおける主役歌手の、キリッとした生彩の中に仄暗くブルーな翳り感や物憂さを孕んだきめの細かい節回しがとりわけ◎の、闊達で親しみやすい佳作。

↑前回入荷時の当店キャプション

1. Comes love
2. It isn't so good (it couldn't get better)
3. Some other time
4. Small day tomorrow
5. Guess I'll hang my tears out to dry
6. The meaning of the blues
7. You are there
8. Everything must change
9. That's all
10. Lunatic Lullaby
11. You are there

Michela Lombardi(vo)
Piero Frassi(p,key)
Luca Giovacchini(g)
Nino Pellegrini(b)
Riccardo Jenna(ds,per)
Alessandro Riccucci(bs on #2)
Federico Bertelli(hca on #4)

在庫有り
CD