★益々絶好調の精力的な活躍を続ける、当レーベル:Cellar Liveのオーナーでもあるカナダの人気サックス奏者:コリー・ウィーズ(ヴァンクーヴァー出身)の、今回は錚々たるスター・プレイヤー達を集めた小型ビッグ・バンドによる一編。
★パンチの利いたダイナミック&カラフルな、かつ、適度に入り組んだ巨大建築様の奥行きやスケールをも呈したホーン・アンサンブルが、颯爽と轟き渡り、各人のバップ色濃い渋くてメロディックなソロがフレッシュ・スリリングに見せ場を競い合ってゆく、ノリノリで旨味たっぷりの極めて充実した敢闘内容。
★精密巧緻に設計されたグループ表現の深遠さと、ブローイング・セッション風の豪快でおおらかなノリ、とを併せ持った、モダン・ビッグ・バンド〜ラージ・アンサンブル物の正統らしい、徹頭徹尾ハード・バピッシュな硬派旨口指向の嬉々溌剌とした行き方が続き、ホーン群によるメリハリもバッチリ利いたドラマティックな合奏が鮮麗にキメ絵を形作る一方、各人の、簡潔でいておいしさのエッセンスがギュギュッと凝縮されたようなアドリブ・プレイが、テイスティー・グルーヴィーこの上なしのひたすら親しみやすい豊作ぶりを見せてゴキゲンだ。
★こってりコクのある武骨にして鋭く引き締まったテナーや、重厚にドスを効かせつつドライヴ感満点に咆哮するバリトン、軽妙洒脱さとイナセなソウルフルさを絶妙にミックスした歌いに歌うアルト、ファンキーでウォームな包容力溢れる何げに濃い口のトロンボーン、ピリッと背筋を伸ばして凛々毅然げに立ち回るハードボイルド調のトランペットなど、個人プレーの実にアザやかな名場面が次から次へと連続して、すこぶる快適にトントン拍子で聴き進ませてくれる。
1. Minor Mishap
2. Soon
3. East Of The Village
4. Park Avenue Petite
5. My Girl Is Just Enough Woman For Me
6. Canadian Sunset
7. K.D.'s Motion
8. Please Send Me Someone To Love
9. Ready And Able
Cory Weeds (tenor saxophone, leader)
Joe Magnarelli (trumpet)
Chris Davis (trumpet)
Steve Davis (trombone)
Rod Murray (trombone)
PJ Perry (alto saxophone)
Steve Kaldestad (tenor saxophone)
Gary Smulyan (baritone saxophone)
Chris Gestrin (piano)
Paul Rushka (bass)
Jesse Cahll (drums)
Jill Townsend (arrangement)
Bill Coon (arrangement)
2017年11月13&14日カナダ-ヴァンクーヴァーのWarehouse Studios録音
レーベル:
Cellar Live
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見開きペーパージャケット仕様CD