★福岡市を本拠に、音楽講師を務めながら九州・山口のライヴ・シーンで活動、NYでJ・アバークロンビーやG・バートンシーニにも師事し、過去のアルバム群が好評を得ていたギタリスト:山野修作(福岡市出身)の、前作から6年ぶりとなる4作目、=今回はアダム・バーンバウム(p)が新参加したNYカルテットによる快編。
★鋭い張りやキレと、まろやかな潤みっぽさ、を兼備した中々ニュアンスに富むセンシティヴ・トーンのギターが、バップ・イディオムを使った硬派で渋い立ち回りフレージングと、よりアンニュイで仄暗く耽美的な憂愁描写、を織り混ぜつつのビタースウィートな抒情指向プレイを流麗に紡いで、味わい豊かに華を成し、スクエアーでストレートアヘッドなピアノの助演もカッチリと堅固に彩りを添えた、グルーヴィーでいてロマン溢れる好演内容。
★勇壮で凛々しくも歌心満点の、ごくオーソドックスな現代ハード・バップ奏演がイキイキと展開され、リズム隊の、何げに芸の細かい機動ぶりも見せるツボを心得た濃やかなサポート、にしっかり支えられ、また刺激されながら、山野(g)の、極めて正攻法であり、余情深くもある、粋でメランコリックなアドリブ妙演が揺るぎなく密度の高い冴え渡り様を見せて快調だ。
→ジャズ・ギターの王道に確固と軸足を置いた、硬質感と吟醸味と濃い陰影を湛えるバピッシュ&ブルージーな躍動節、に何ともシブくてイナセなコク旨っぽい魅力を発揮し、また、一部ではクール&メロウなしっとりとした哀感〜ロマンティシズム表現に瑞々しい妙味も示すその、基本はあくまでアーシーでソウルフルな勇み肌タイプでありながら、シカと地に足の着いた泰然自若さや余裕、風格、懐広さを感じさせるところもある鳴音のあり様は、超芳醇で説得力絶大。
1.
Green, White, Heart…
2.
Dreamsville
3.
J (The Folk)
4.
Ruined Castle
5.
Ten
6.
Beginning
7.
You're My Everything
8.
Deep Defect
山野 修作 Shusaku Yamano (guitar)
Adam Birnbaum (piano except 7)
Matt Clohesy (bass)
Mark Ferber (drums)
2018年2月28日 NYブルックリンのAcoustic Recording録音
レーベル:
Shoozz(本人の自主制作)
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国内自主制作CD