★どうくトリオ(工藤 隆・丹羽 肇・菅原 高志) 最後のライブの記録。
★これで、どうくトリオの物語は完結した。
メンバー、特にリーダーの工藤隆はずっと心残りだったに違いない。演奏の場を提供していた僕もとてもこのことが心残りだった。あのマッシブでビューティフルだったグループの音をまた聴きたかった。そしてそれが今実現した。探し物をしていたら卒業アルバムがでてきたようなものだ。
★彼等の疾走がそのままここに記録されている。意欲的に新しいやり方に挑戦し、後先考えずツアーに飛び出し、臆する事なくトッ プミュージシャンらとの競演を果し、朝まで熱くジャズについて語り合った日々。
うまくいかない事もたくさんあった。お客さんが少なかったり、ツアーで疲弊したり、音楽的な事で悩んだり...。それらを乗り越えて達したこの音のなんと力強い事か。
★このアルバムは、福岡ニューコンボで2009年1月30日に行われたどうくトリオの ラストライブの模様を収録したものだ。福岡ジャズシーンのニューウェーブの担い手として疾走した最後のきらめきがここ に記録されている。
(Jazz Inn New COMBO 有田 幹治)
1. Camp Out (John Scofield) 11:12
2. I've Grown Accustomed to Her Face (Frederick Loewe) 09:59
3. Footprints (Wayne Shorter) 14:51
4. Snow... and then... (Takashi Kudo) 13:56
5. Gratitude (Takashi Kudo) 04:00
工藤 隆 Takashi Kudo (piano)
丹羽 肇 Hajime Niwa (bass)
菅原 高志 Takashi Sugawara (drums)
2009年1月30日 JAZZ IN NEW COMBO,FUKUOKA録音
ENGINEER:YUKIMASA MATSUSHIGE
MASTERED:TSUYOSHI ISHIBASHI
ALBUM DESIGN:NAOKI OKUBO
PRODUCED BY TAKASHI KUDO
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CD
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プロフィール
1968年5月22日生まれ、高校生の頃より、田村勝哉氏にジャズピアノを学ぶ。
第三回内田奨学生に選ばれ、Berklee College of Music(バークリー音楽大学)に留学する。
在学中はEdward Bedner(p),Joanne Brackeen(p),George Garzone(ts),
Hal Crook(tb),Bill Davies(p),Bill Pierce(ts) らに師事。
また、Piano Department Chairman's Award,Best All Around Keyboardist Award等を授与される。
バークリー音楽大学卒業後、97年11月〜98年3月の間、プリンセスクルーズ社のサンプリンセス号のショーバンドピアニストとして5ヶ月間のカリブ海クルージングを体験する。
2017年から“Douq Solo Project”として、ソロピアノレコーディングに取り組んでいる。
現在は西日本のライブハウスを中心に活動中。
2002年、初のリーダーアルバム"Red...Black..."w/Larry Grenadier(b),Scott Goulding(ds)を発表。
2011年5月22日、9年ぶりのリーダーアルバム"Gratitude"w/左海誠司(ds)を発表。
2012年12月1日、3枚目のリーダーアルバム"DOUQ TRIO FINAL at Jazz Inn New COMBO"w/丹羽肇(b),菅原高志(ds)を発表。
2014年6月21日、4枚目のリーダーアルバム"For Douq-Maniacs Only" Duo Gratitude/左海誠司(ds)を発表。
2017年5月24日、五十嵐一生(tp)のリーダーアルバム"Ballads of a sullen horn man"に参加。
2017年7月9日、5枚目のリーダーアルバム"Voice of DOUQ"を発表。
2018年3月16日、5、6枚目のリーダーアルバムで初のソロピアノアルバム、“Douq Solo Project vol.1 NAVA”、“Douq Solo Project vol.2 Bitter Orange”を発表。