★ケベック(カナダ)から世界にはばたくピアノトリオ。先日ブレーメンで
行われた彼女のステージも素晴らしかった。世界のジャズ関係者が認めた瞬間だった。知的でエレガントな現在進行形のトリオだ。
(JAZZ PERSPECTIVE編集長 山本隆)
★本作はエミー・R・ルーセルが初めてフェンダーローズを弾き、ベダードが電気ベースも手にして、アコースティック&エレクトリック・トリオの二面性を打ち出したのが特徴だ。アルバム名の『クアンタム』とは「分割できない最小単位」を意味する物理学用語で、自身のトリオの音楽性に相応しい言葉だと考えたのが命名理由。アコピ+エレベでピアノ・トリオの可能性を広げたM-2があれば、電気鍵盤で心地よいサウンドを追求したM-3、正攻法でピアノ・トリオの魅力を追求したM-4、ピアノ演奏から主義主張が明確に伝わってくるM-5、即興性の高いトリオ・コンセプトを打ち出すM-8と、前作までとは異なるエミー・R・ルーセルが考えるトリオ像が表現されていて、それが母国で評価されたのだと合点がいく。まだ実像が日本では紹介されていないトリオが、そのベールを脱ぐのはもうすぐである。(杉田宏樹/ライナーより抜粋)
01. Snooze
02. Quantum
03. Club
04. Ipomée
05. Les deux saisons
06. Funambule
07. Marée haute
08. U-turn
09. De loin et de pres
Emie R Roussel(piano & rhodes)
Nicolas Bedard(bass)
Dominic Cloutier(drums)
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