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グルーミーかつハートウォームな、艶と香りに満ちた哀愁滲むバラード名唱 CD YVONNE WALTER イヴォンヌ・ウォルター / BITTER SWEET ビター・スウィート 〜アン・バートンに捧ぐ [MZCF 1297]

販売価格: 2,520円(税込)

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★前作のコルトレーン・トリビュート編:「I Wish I Knew」も好評だった、オランダ・シーンで長らく活躍し、現在はベルギーのアントワープに本拠を置いているという、キャリア豊富な女性歌手:イヴォンヌ・ウォルター(オランダのEindhoven生まれ)の、今回はアン・バートンに捧げられた一編。伴奏は、ピアノ・トリオ+曲によりアルトサックス、という体制で、曲目は、バートンの名作「バラード・アンド・バートン」「ブルー・バートン」からの選曲が中心(この日本盤にのみ、録り下ろしのボーナス・トラック「宵のひととき」を追加収録)。

●陰影豊かで艶のある、落ち着いた中低音の端正な美声による、一語一語にニュアンスを込めて丁寧に語りかけるような、穏やかでいて切々とした和みめ調子のアンニュイなリリカル歌唱が、非常にシブくて感動的な、奥深い魅力をじんわりと放った好演内容。

★インティメイトな寛ぎに溢れながら背筋はキリッと伸びた感じの、バラードを中心としたハートウォームでメリハリも充分の滑脱な道程が続き、堅固でキレ味抜群のピアノやパンチの利いたアルトサックス、らの活躍も中々テイスティーに際立つ中、ウォルターの、柔和で優しい、それでいてクールにサバけたところもある、バランス絶妙の中々ドラマティックな歌い回しが、瑞々しくも芳醇に好調ぶりを見せる。歌詞とメロディーを大切にしつつ、一言一言を噛み締め、旨口のブルージー・ソウルもたっぷり込めて抑揚に富んだ劇的な、哀切な流れを形作ってゆくその、ビリー・ホリデイにも底通するような深いグルーミーさ(〜暗さ・けだるさ)と、よりスッキリ端麗で軽妙瀟洒なクールネスやウィットっぽさ、を自然に併せ持った何ともシブ清々しい歌声は、サラリとしていながら濃やかな含蓄味にも富んでいて、実に風流かつ蠱惑的だ。

1. アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー
2. 柳よ泣いておくれ
3. ソング・フォー・リブラ
4. アイ・ウィッシュド・オン・ザ・ムーン
5. イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ
6. アイル・ビー・アラウンド
7. ドント・エクスプレイン
8. ホエア・キャン・アイ・ゴー
9. ゴー・アウェイ・リトル・ボーイ
10. オールド・デビル・ムーン
11. ユーヴ・チェンジド
12. ザ・ウインド
13. いそしぎ
14. 宵のひととき (※日本盤のみボーナス・トラック)

Yvonne Walter イヴォンヌ・ウォルター(vocal)
Sabin Todorov サビン・トドロフ(piano)
Mary Hehuat メリー・フーアート(bass)
Eric Ineke エリック・イネケ(drums)
Rony Verbiest ロニー・ヴァービエスト(atto saxophonr)

2012年8月,2013年3月ベルギーのアントワープ録音(原盤:Fever Music bvba / September)

レーベル:Muzak

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国内制作CD

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MUZAK

■アン・バートン没25年追悼企画第二弾。
★オランダのジャズ・シンガー、イヴォンヌ・ウォルターが 今は亡き敬愛する同郷のシンガーへ捧げた話題作。!!
●コルトレーンに捧げた前作「アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー〜シングス・コレトレーン・バラッズ」が好セールスをあげたダッチ・ジャズ・シーンを代表するベテラン・シンガー、イヴォンヌ・ウォルター待望のニュー・アルバム。亡くなって今年で25年になるアン・バートンの代表作「バラード・アンド・バートン」と「ブルー・バートン」からの選曲を中心にしたトリビュート作。アン・バートンも影響を受けたというビリー・ホリデイの面影も感じられるグルーミーな歌声、それをサポートするルイス・ヴァン・ダイクを彷彿とさせるセビン・トドロフのエレガントなピアノタッチ。秋の夜長にじっくりと聞きたい大人の為のジャズ・ヴォーカル・アルバムの登場!本国オランダは別として世界中で一番ファンの多い日本においてアン・バートンのレパートリーのなかで一番愛された「宵のひととき」を新たに録り下ろしボーナス・トラックとして日本盤のみに収録。 (新譜案内より)

★このアルバムは伝説的シンガー、アン・バートンに捧げたアルバムだ。最もアンの良さが出るのはスモール・コンボでの演奏で、特にバラードが素晴らしかった。同じことがイヴォンヌにも言える。イヴォンヌはアンのソングブックからとても注意深く楽曲を選んでいる。スタンダードをメインに、イヴォンヌのオリジナル「リブラ」、ラス・フリーマンの「ウインド」、そして第二次世界大戦以前のユダヤ人の強制移住を歌うトラディショナル・ソング「ホエア・キャン・アイ・ゴー」はアンのユダヤ人というルーツを思い出させる。そしてアルバムの最後を飾るとても美しいフィナーレ「いそしぎ」にはアンの想い出が沢山詰まっている。・・・・・・スキップ・フォーフト(アン・バートン研究家)
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