ビル・メイズ・トリオのレギュラーを務める他、(ヨーロッパとアメリカのシーンを行き来しながら)数々の主流派セッションで辣腕を揮い、A-RecordsやAcoustic Musicに自己名義の力作群を残してきたドイツ出身の多忙なベーシスト:マーティン・ウィンドの、ビル・メイズ&キース・コープランドとのトリオによる1993年10月オランダ-Monster録音の旧作。メイズの、軽涼感に溢れた滑らかなタッチでの、エヴァンスとガーランドを折衷したような品のいい抒情派プレイが冴える、寛ぎめの歌曲的演奏が主軸。また随所にウィンドのウォームでメロディアスなソロもフィーチュアされて、情趣面に程好い奥行きが齎される。瞑想的・内省的な深い文学性を呈し、スペイシーな空間演出も加味され耽美派バラード曲や、ファンキー&アーシーな熱気とソウル渦巻くブルース小唄演奏、辺りが特に好インパクト。
1. Gone With The Wind,
2. I Remember You,
3. Lagrima Agradecia (A Thankful Tear)
4. Black Jack
5. Najul
6. Someone to watch over Me
7. Born To Be Blue
8. High Street
9. Sevilla
10.I Should Care
11.A Sad Story
12.Midnite Song for Thalia
13.Gone with the Wind (Bass solo)
Martin Wind(b)
Bill Mays(p)
Keith Copeland(ds)
1993年 10月18、19日録音
在庫有り