★程よい甘さと、ヨーロッパならではの趣味のよいポップ感覚。豊かなジャズ・センスをバランスよく併せ持つフレンチジャズの隠れ名盤、待望の登場です。高音域での流れるようなアドリブを鮮やかに決めて、秀でた実力を遺憾なく発揮。
●1980年頃からジャズ・ピアニストとして活動、G・ラフィット/S・ハンプトン/E・ロックジョー/H・エディスン/J・グリフィン/A・リンカーン/B・マルサリスらとの共演で名を上げてきたフランス主流派の逸材(1957〜)の、初リーダー作となった、自己トリオによる1985年5月&6月パリ録音の一編(Chorus 33.762)に未発表の別テイク2トラックをプラスしてのCD化。
★インタープレイ趣向のスリル演出も匙加減絶妙の、程好くマイルド、程好く硬質的なヨーロピアン抒情派ピアノトリオの王道を行く快投が、肩肘張らぬ自然体な調子で活き活きと紡がれる。b&dsが形成する、強力な安定感と鋭敏なグルーヴに溢れた実に頼もしい基底リズムの上での、主役pのエヴァンス/ピーターソン/ガーランドらの筆致を各々適量に盛り込みながらの、溌剌とした歯切れのいい歌いっぷりが何ともすがすがしく爽やか。簡潔にして起伏充分の展開で大いに昂揚させる逸編。
1 All Of You
2 I Should Care
3 Happy Meeting
4 In A Sentimental Mood
5 Speak Low
6 Finestra Sul Mare
7 Speak No Evil
8 A Crazy One
9 In A Sentimental Mood (Alternate Take)
10 Speak Low (Alternate Take)
Herve Sellin (piano)
Riccardo Del Fra (bass)
Eric Dervieu (drums)
1985年 録音
(Chorus 33.762 原盤)
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デジパック仕様
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