★進歩的な今日感覚に溢れた新時代ジャズ・ギターの覇者:ジョン・スコフィールド(1951年オハイオ州デイトン生まれ)の、人気作「Uberjam」の11年越しの続編となる入魂コンボ編。
●濁りと潤いが渾然一体化した、キレ味鋭利で表情濃やかなギター・トーンによる、ファンクやブルース・ロック的色合いを多分に含んだソウルフル&グルーヴィーな旨口アクション・プレイが颯爽と、中々にドラマティックでシブ凛々しい映え具合を示した快投内容。
適度にメカニックで安定律動的なノリノリのリズミカル・ビートの上で、スコフィールドのギターが衒いなく伸び伸びと必殺技を繰り出し、哀愁のブルースを歌い上げてゆく、といった感じの、わりかしシンプルかつ簡潔な、ハツラツとしたグルーヴ路線の快進撃が続き、終始楽しげにアドリブ大会に興じて見せるスコフィールドの、情味溢れる自然体な語り口がスッキリとおいしい豊作ぶりを呈してゆく。
ヒネりを利かせてウネウネと鋭く波打つ待ってました!の「ジョンスコ節」が随所でゴキゲンに炸裂している他、ロックorブルースに急接近した泣きのアクション技や、ウェス似のホット&アーシーなオクターヴ奏法、なども的確に揮われて、しっかりメリハリの利いた陰影深いビタースウィート風味の劇的ブルージー世界が、ひたすらシャキシャキと編み上げられており、何げに見事。
1. キャメラス
2. ブギー・ステューピッド
3. エンドレス・サマー
4. ダブ・ダブ
5. クラックド・アイス
6. アル・グリーン・ソング
7. スネーク・ダンス
8. スコタウン
9. トレロ
10. カーティス・ニュウ
11. ジャスト・ドント・ウォント・ビー・ロンリー
12. C.P.シャッフル (日本盤ボーナス・トラック)
ジョン・スコフィールド John Scofield(g)
アヴィ・ボートニック(g,samples)
アンディ・ヘス(b)
アダム・ダイチ(ds on 1,2,4,5,7,10,11)
ルイス・ケイトー(ds on 3,6,8,9)
ジョン・メデスキ(org,wurlitzer,mellotron on 2,4,6,10,11)
2013年作品
レーベル:
Universal Music Japan
在庫有り
SHM-CD