★バークリー音大に学び、NYでの活動を経て1994年に帰国、以来、幅広いネットワークの中で精力的な活躍を続けてきたテナーサックス(&フルート)の実力者:岡淳(1963年東京生まれ)の、カルテットによる一関市でのライヴ編。
★骨太で肉厚な、ゴリッとした逞しいテナー音による、歌心とブルース・フィーリングに満ち満ちた真っ向勝負の豪快なハード・ドライヴィング・ブロウ!が、臨場感溢れる荒削りな録音効果と相まって、タフ&ヘビーなこってり濃い口の映え具合を示した快打内容。
★単純明快でメロディアス&スインギーな、ひたすらおおらかに直線コースを驀進する正々堂々のハード・バップ大会が続き、半ばセッション感覚で伸び伸びと情感を歌い上げて楽しげな岡や森下の、パワフルでいてリキみのない、自然体調子のハートフルなソロ奮戦が清々しい豊作ぶりを呈してゆく。岡の、程好い泥臭みを湛えつつ極太くソウルフルに大波or渦巻きを描いてゆく、ドライヴ感満点でパンチの利いた雄々しきブルージー・アクション節が何とも芳醇に、スケールもワイドなドッシリ泰然としたキメ絵を飾って、実に頼もしい、熟成されたそのコク旨な魅力をストロングに揮いきっており、一方、森下の、小回り抜群の中々アグレッシヴな疾駆ぶりで追い上げてくるファンキー&モーダルなダイナミック・プレイ、もそこかしこでキレ味シャープにギラリと際立って◎。
1. Sonny Moon For Two
2. Blue Bossa
3. If I Were A Bell
4. Danny Boy
5. St. Thomas
6. パンチパーマちりちり
岡 淳 Makoto Oka(ts)(fl on 5)
森下 滋(p)
高瀬 裕(b)
江藤 良人(ds)
2012年10月 岩手県一関市千厩町の角蔵ホールでのライヴ録音
レーベル：
Mock Hill
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国内制作・紙ジャケット仕様CD
