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ブルー・アンニュイな夜想的詩情に満ちた、瑞々しくも懐深いイタリアン・ピアノCD EUGENIO MACCHIA エウジェーニオ・マッキア / IN BETWEEN [AU 3003]

販売価格: 2,200円(税込)

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★このAuandからの1作目が好評だったイタリアン・ピアニスト:エウジェーニオ・マッキア(1981〜)(G・ケイブルス、J・カルデラッツォ、E・リード、K・バロンらに師事)のセカンド、=今回は生ピアノとエレピを半々ずつ弾いたトリオ演集。

★弾力感や滑らかさを自然に呈したリキみなげな、それでいて適宜キレもある中々落ち着いた息遣いのクリアー・タッチによる、流れるように軽やかに、そしてデリケートに多彩な情緒をスイスイ活写してゆく、クール・ミステリアスかつマイルド・ブルージーな「新主流派正統」タイプのリリカル指向プレイ、が颯爽と瑞々しい絵を飾り、より妖麗で艶やかなエレピ弾奏も、コントラスト絶妙に馨しい奥行きを成した、メリハリ充分の敢闘内容。

★メロディアスな抒情性=歌心に溢れるが決して甘さに流されず、また、緩急の起伏は豊富につけられながらも一定のスタイリッシュさ〜余裕や品格がしっかり保たれる、という、極めてストレートアヘッドなモード・ジャズの王道たる快演!が滑脱に続き、マッキアの、60年代新主流派の匂いを仄かに湛えた、ハードボイルド&ロマネスクな語り口が鋭くも軽々と冴えを示してゆく。

→吟醸味をたっぷり含んだクール・ブルージーなコードワークや、適度にハードで力学的な殺陣風の小フレーズ、を按配よく盛り込みながら、思索性漂うアンニュイな夜想詩、風の情景をセンシティヴかつ半サスペンスフルに描き出してゆく、即ち、往年のハービー・ハンコックの耽美面を継承したような、翳りある「ビタースウィート詩人」的スタイルを基本身上としつつ、よりまろやかに直球でロマンティシズムを体現したエヴァンス・ライクな語法や、エレピによる、やや熱っぽくファンキーなグルーヴ路線寄りのダイナミック・アクション、といった転回ワザにも妙味を見せるその、一貫して力は八分目でソフト・スムースに波に乗るような自然体の筆運び、は堂々たるものだ。

1. In Between
2. The Sorcerer
3. Sorcery
4. What Is This Thing Called Love?
5. In The Wee Small Hours Of The Morning
6. Right Here
7. Red And Blue
8. All The Things You Are
9. Cantabile
10. Lenox Avenue

Eugenio Macchia(piano on 2,4,5,7,9)(el-piano on 1,3,6,8,10)
Dario Di Lecce(bass)
Nicola Angelucci(drums)

2012年2月6日-7日イタリア-BariのSorriso Studios録音

レーベル:Auand

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