ブルックリンで活動する若き才能。目下、Cecil McBeeのグループ、Transcend(Eddie Henderson,George Cables, Victor Lewis がメンバー)でも活動中。日本での知名度は、正直まだまだ。しかし、2009 年には、ベン・モンダー、テッド・プアらとのデビュー作をリリース。2 作目にして、このPalmetto からリリースとなり、確実で、充分すぎる手ごたえを感じさせてくれる作品と感じます。バックには、鬼才フランク・キンブロウ、ジョン・ヘバート(フレッド・ハーシュ・トリオの新ベース)、言わずもがなのマット・ウイルソン。そんな確かな面々に支えられての演奏は、時にはブルックリン的、時には、コードの流れを俯瞰してのダイナミックな演奏。今時の人らしく、トリスターノ的なものを吸収しつつ、より自由に、自分の吹き方を知った演奏者と言えそうです。またオープニングや、ここぞの所にスタンダードを持ってきて、スロウ・バラードを歌える音楽的なセンスも今時に珍しい味わい。M-1、5とも、キンブロウの美的センス溢れるトリオをバックにした演奏で、若手とは思えない貫禄さえ漂っています。そうした演奏からオーネットのナンバーまで自由自在(ピアノ・トリオをバックにしたワンホーンとは思えない自在さもこの人の魅力)。今後、大きく名前が出てきそうな注目の存在です。(新譜案内より)
1. Where or When
2. Quicking
3. Before the Rain
4. Abreaction
5. Until the real thing comes along
6. K 7. Toy Dance
8. November
9. Jamie
Noah Preminger(ts)
Frank Kimbrough(p)
John Hebert(b)
Matt Wilson(ds)
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CD